理系公務員の予備校はどうなのか?

今回は、理系公務員の予備校を取り上げます。当サイトは、理系公務員でも独学で十分合格できると考えており、そのための試験勉強や参考書などを取り上げていますが、どうしても独学では続かないという方は、予備校の利用を検討して良いと思います。

理系公務員の予備校のコース

理系公務員の予備校では、全ての職種・区分の方が受講できる、教養試験(基礎能力試験)、面接試験、論文(作文)試験、工学の基礎のそれぞれに特化した専門コースがあります。

また、TACでは土木、建築、化学、デジタル(情報)・電気・電子、機械、LECでは土木、建築、化学、電気・情報、機械、農学向けに、教養、専門、面接、論文(作文)の対策が一括して受けられる、包括的なオールインワン型のコースがあります。

オールインワン型のコースは、インプットから全部まとめて対策したい方向けのコースもあれば、インプットは除外して問題演習中心のカリキュラムにすることで、短期間でも集中して受けられるコースもあります。

さまざまな学習スタイル

公務員試験の予備校は、さまざまな学習スタイルがあります。教室で生講義を受講する通学講座のほか、各校舎の個別ブースで講義動画を見るビデオブース講座、PCやスマホ・タブレットでWeb講義を受ける通信講座を提供する予備校があります。

特に全国規模の大手予備校であるLECやTACでは、通学講座にはWeb動画の受講が標準装備でついており、動画DLに対応する講座もあります。また、申し込んで登録した校舎やクラスに限らず、他の校舎でも、何度でも受講できる振替・重複受講ができます。

公務員試験予備校の面接対策

公務員試験の予備校は、面接対策が強力です。TACやLECでは、数千件に及ぶ過去の受講生からの生の声をデータベース化し、面接官の数、面接時間・面接形式、面接カードの記入項目と書いた内容、実際に面接官から何を聞かれ、どう答えたか、など、該当講座の受講生なら自由に、ネット上で検索・閲覧することができます。

TACでは、基本的な面接・官庁訪問対策講義はもちろん、本科生なら何度でも受けられる模擬面接(オンラインでもOK)や模擬集団討論を提供しています。さらに、1人1人に丁寧な個別指導を、面接カードの添削指導で行っています。

LECでは、基本的な面接対策講座のほか、コース生なら模擬面接(何度でもOK)・模擬集団討論を受けられますし、地方の方向けにオンラインでも受けられます。さらに、経験者面接の対策講座も提供しています。

これらの講座やサービスは、該当する本科生やコース生に向けたものですが、独学では絶対に得られない充実した面接対策は、公務員試験で予備校を検討する際に、大きなポイントになると思います。

公務員試験の予備校と独学の比較

公務員試験の予備校では、充実した優秀な講師陣と、数十年におよぶ豊富な指導実績をもとに、担任制やチューター制度などを採用し、論文(作文)対策、面接対策、時事対策、公開模試といった、独学ではなしえない公務員試験の攻略が可能です。

また、公務員試験の予備校では、長期でも短期でも対応するコースを用意するだけでなく、開講日を過ぎたコースでも、自分が始めたいと思ったら、いつでも始められるよう、柔軟に対応してくれます。

特に理系公務員の場合は、独学だと続かない、面接や論文(作文)などが不安、自分の志望先に見合った勉強かどうか分からない、といった方も多いと思います。公務員試験の予備校は、良きペースメーカーとして、独学に優る試験勉強ができると言えます。