教員採用試験の参考書

今回は、教員採用試験の参考書を紹介します。教採の参考書は、法改正や統計データなど直近の動向を反映して、毎年改訂される教材が多いため、新年度版の購入をおすすめします。どれにするか迷ったら、新年度版が出ているほうを選んでも良いでしょう。

また、今回の記事では、教採の本試験までに、「問題を解くのに必要な知識や解法をインプットする参考書」「実際の問題で知識や解法を駆使する力をつける問題集」「本試験レベルの問題を早く正確に解く力をつける過去問」から、それぞれ1冊ずつ選んで取り組むことを推奨しています。

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教員採用試験の参考書:過去問

教員採用試験の参考書のうち、過去問(過去問演習書とか過去問題集などと呼ばれます)は、必ず取り組むべき必須教材です。教採は、毎年一定の人材を安定的に確保する必要があるため、その傾向や難易度が、大きくブレることがほとんどありません。

このため、問題を解くのに必要な知識や解法は参考書でインプットし、その知識・解法をあてはめる練習は問題集で行う一方、本試験レベルの問題を「早く」「正確に」解く演習は、なるべく直近の過去問で必ず行うべきです。

「過去問」シリーズ 協同出版

協同出版の教員採用試験「過去問」シリーズは、直近数年分の試験問題全問と解答・解説を掲載した過去問題集です。教採を行う自治体別に、「一般教養」「教職教養」「専門教養」「論作文・面接」の試験種目別に分かれて発売されます。

この「協同出版 教員採用試験「過去問」シリーズ」だけが、市販の教材で唯一、自治体別の過去問を網羅して収録した貴重な教材です。必ず入手して、過去問演習に限らず、どの科目がどれだけ出てるか(出てないか)など、志望先の自治体対策に活用し、試験勉強に活かしましょう。

「全国まるごと過去問題集」シリーズ 協同出版

同じ協同出版の「全国まるごと過去問題集」も、「一般教養」「教職教養」「専門教養」「論作文・面接」の試験種目別に分かれている点は同じです。こちらは、試験種目別に、直近年度(1年分)の全国の過去問を網羅した過去問演習書です。

協同出版 全国まるごと過去問題集」は、絶対必須ではなく、試験種目によっては、他の問題集が合わなかった場合に、本書に替えることも選択肢といえます。結構な分量があるため、これをやるなら早期に入手して取り組むことがおすすめです。

教員採用試験の参考書:一般教養

教員採用試験の参考書のうち、一般教養は、時事通信出版局の「要点理解」「演習問題」でインプットと問題演習を行い、その後は、先ほど紹介した「協同出版 教員採用試験「過去問」シリーズ」で過去問演習というのが定番かと思います。

ただし、一般教養のウェイトが低く、数問しか出ない自治体や、時間的な余裕が無い方は、参考書も問題集も他の教材を検討して良いと思います。以下、こうした点も含めて説明します。

一般教養の参考書(インプット)

一般教養のインプットには、「一般教養の要点理解」(時事通信出版局)がおすすめです。A5判・二色刷りで見やすく、暗記用の赤シートもついて、300ページ程度の分量に、一般教養を基礎から学べますし、項目をおさらいする確認テストもついています。

一般教養の要点理解 時事通信出版局」は、一般教養のインプット型教材の定番中の定番です。後述通り、問題集は別に必要ですが、一般教養をしっかりと勉強したい方は、まずは本書がおすすめです。本書なら、試験範囲を十分に習得できます。

一方、同じ時事通信出版局の「一般教養30日完成」は、より大きいB5判で、空欄をどんどん書き込んでいく、穴埋め補充式のサブノート型参考書です。こちらは130ページ弱の分量で、30日で済むとは限りませんが、短期集中的に習得できます。

「一般教養30日完成」は、本試験まで数か月も無い等、時間的な余裕が無いという方が、先に解答をどんどん書き込んでおいて、本試験直前に最低限のインプットを行うという使い方もありかと思います。

また、志望先によっては、一般教養の出題比率が低いという方もおられるでしょう。こうした自治体を受験する方も、一般教養に割く時間を節約したい方なら、「一般教養30日完成 時事通信出版局」をメインにしても良いと思います。

※ここまで、一般教養のインプット型教材は、「一般教養の要点理解 時事通信出版局」「一般教養30日完成 時事通信出版局」のうち、各自の必要に応じて、どちらか1冊で良いので、必ずこなしましょう。どちらの場合でも、後述通り、別に問題集にも必ず取り組みましょう。

一般教養の問題集

一般教養の問題集も、典型問題を厳選し、詳しい解説・解答がついた「一般教養の演習問題 時事通信出版局」(A5判・約270ページ)が圧倒的な定番です。先に紹介した「一般教養の要点理解 時事通信出版局」との併用がおすすめです。

時事通信出版局では、本の色から「赤の要点理解」と「青の演習問題」と名づけており、完全に連動した内容で、参考書と問題集を併用すれば、非常に高い学習効果を出すことができます。

これ以外に、一般教養で市販の問題集のおすすめは、「教員採用試験対策 問題集 一般教養 オープンセサミ」(人文科学・自然科学と社会科学の2分冊)ですが、2分冊で負担が大きいのと、解説が簡潔なのが、おすすめしにくい難点かと思います。

※ここまで、教職教養や専門教養では、他にも良い問題集がありますが、一般教養については、「一般教養の要点理解 時事通信出版局」と「一般教養の演習問題 時事通信出版局」の組み合わせが、絶対的におすすめできる王道だといえます。

もちろん、過去問演習には、先に紹介した「協同出版 教員採用試験「過去問」シリーズ」がおすすめですし、時間的な余裕が無い方や、一般教養が数問しか出ない自治体なら、問題演習の問題集は使わず、「過去問」シリーズに絞るのも、1つの考えではあると思います。

教員採用試験の参考書:教職教養

教職教養も、時事通信出版局の「要点理解」「演習問題」が定番ではあります。ただし、教職教養は、他社にも定評のある良書が揃っているので、後述通り、受験生それぞれの必要に応じて選ぶのが良いと思います。

教職教養の参考書(インプット)

教職教養に関しても、インプット型参考書としては、「教職教養の要点理解」が約370ページ、「教職教養30日完成」が約130ページで、一般教養と同じく、どちらの場合でもおすすめできる、定番参考書です。

その一方、教職教養に関しては、東京アカデミーの「教員採用試験対策 セサミノート 教職教養 オープンセサミ」も、よくまとまっています。こちらは大き目のB5判・約240ページで二色刷り、空欄補充で穴埋め式のサブノート型参考書です。

このほか、「教員採用試験 教職教養らくらくマスター」(実務教育出版)もよく売れているインプット型参考書です。こちらは、コンパクトな4-6判・約320ページで、二色刷りで見やすく、付属の赤シートで重要事項を確認しながら暗記できます。

「教員採用試験 教職教養らくらくマスター」は、携行しやすいサイズの中に、ギュッとポイントを凝縮した要点整理型参考書です。採用試験の再挑戦組や、インプットに割く時間を効率よく最小限にとどめたい方には、最適だと思います。

※ここまで、教職教養のインプット型参考書をまとめると、どれが良いか迷ったら「教職教養の要点理解 時事通信出版局」、書き込み式が良いなら「教員採用試験対策 セサミノート 教職教養 オープンセサミ」、時間が無い方なら「教職教養30日完成 時事通信出版局」、再挑戦組や効率よく要所は抑えたい方は「教員採用試験 教職教養らくらくマスター 実務教育出版」の、どれか1冊をやれば十分ですし、必ず問題集と併用して取り組みましょう。

教職教養の問題集

教職教養の問題集も、参考書に「教職教養の要点理解 時事通信出版局」を選んだ方は、やはり「教職教養の演習問題 時事通信出版局」で良いと思います。こちらもA5判・二色刷りで、約250ページの中に、必要な問題は漏れなく収録しています。

教職教養の演習問題 時事通信出版局」は、とてもバランスの良い、スタンダードな問題集だと思います。易しすぎず、難しすぎず、本書をやれば、大概の標準問題は済ませられる問題集としておすすめです。

また、東京アカデミーの「教員採用試験対策 問題集 教職教養 オープンセサミ」も、A5判・約340ページという分量で、本試験まで十分に時間のある方が、基本から本試験レベルまで、さまざまな問題を大量にこなしたい方におすすめです。

さらに、実務教育出版の「教員採用試験 教職教養よく出る過去問」は、全国で何度も出題され、今後も出題可能性が高い過去問を、項目別に掲載した問題集です。A5判・二色刷り・約340ページ、見開き左右ページに問題と詳しい解説・解答で、短期間でも使いやすく、実に優れた過去問題集です。

実務教育出版 教員採用試験 教職教養よく出る過去問」は、過去問を使った項目別の問題演習ができますし、過去問演習にかける時間的な余裕が無い方でも、本書1冊をやれば、十分に対応できると思います。

※ここまで、教職教養の問題集も、「教職教養の演習問題 時事通信出版局」「教員採用試験対策 問題集 教職教養 オープンセサミ」「実務教育出版 教員採用試験 教職教養よく出る過去問」のうち、1冊取り組めば十分だと思います。あとは、冒頭に紹介した「協同出版 教員採用試験「過去問」シリーズ」で過去問演習に取り組んで、本試験に備えるのが望ましいと思います。

教員採用試験の参考書:専門教養

専門教養は、教採において、それぞれの専門領域の試験種目です。このため、参考書で改めて初歩から学ぶのは、絶対必要ではありません。教員免許を目指す中で習得した知識をベースに、いきなり問題集や過去問演習から始めてもよいといえます。

専門教養の参考書(インプット)

先述通り、専門教養で参考書(インプット)は必須ではありませんし、市販の教材で専門教養のインプット型教材は、さほど多くはありません。それでも、学び直しや要点整理に定評のある参考書がありますので、ここで紹介しておきます。

時事通信出版局の「完全攻略 専門教養Build Upシリーズ」は、中高の国語、社会、英語、保健体育と、養護教諭、特別支援教育が出ています。他のラインナップも良い参考書ですが、特に人気が高く、おすすめは、「中高社会の完全攻略」「中高保健体育の完全攻略」「養護教諭の完全攻略」です。

本書は、章ごとに要点整理と問題集で構成され、基礎から典型問題までを網羅した、参考書兼問題集です。これ1冊で本試験レベルまでは無理ですが、基礎知識を忘れている受験生であれば、基礎から学び直す導入本としておすすめです。

完全攻略 専門教養Build Upシリーズ」は、絶対必要ではありませんが、基礎知識に自信が無い方なら、導入本(入門書)と割り切って学び直しに取り組み、問題集や過去問演習につなげるのなら、最適な教材としておすすめです。

その一方、実務教育出版では、「教員採用試験 らくらくマスター」シリーズのうち、中高社会と中高保健体育に関しては、予備知識が無くても理解できるように工夫された要点整理集だとしています。

実務教育出版のらくらくマスターシリーズは、この2冊以外だと、一般教養、教職教養、小学校全科、特別支援学校があります。これらに関しても、他の参考書がどうしても合わなかった場合であれば、代替策として選んでも良いかなと思います。

教員採用試験 中高社会らくらくマスター」「教員採用試験 中高保健体育らくらくマスター」も、絶対必要では無いですが、携行しやすい4-6判と見やすい二色刷りで、何度も基礎知識を叩き込み、問題集や過去問につなげるインプット型参考書としておすすめです。

※ここまで、専門教養のインプットに関して、「完全攻略 専門教養Build Upシリーズ」「実務教育出版 教員採用試験 らくらくマスター」は、基礎知識の補充が必要と感じた方なら、どちらか1冊で良いので、取り組んで良いと思います。もちろん、参考書だけでは不十分ですので、問題集や過去問演習につなげていきましょう。

専門教養の問題集

専門教養の問題集は、東京アカデミーの「ステップアップ問題集」、あるいは、冒頭の過去問の所で紹介した、協同出版の「全国まるごと過去問題集」が挙げられます。どちらかといえば「ステップアップ問題集」がおすすめですが、これが合わなかった方は「全国まるごと過去問題集」に替えても良いと思います。

東京アカデミーの「ステップアップ問題集」は、中学・高校国語、中学社会、高校社会、中学・高校数学、中学理科、高校理科、中学・高校音楽、中学・高校保健体育、中学・高校家庭、中学・高校英語、養護教諭、特別支援教育、栄養教諭が出ています。

また、小学校に関しては、「教員採用試験対策 問題集 専門教科 小学校全科 東京アカデミー」という名称で、同じコンセプトの問題集が出ています。

本シリーズは、分野(章)毎に、学習のポイントや頻出事項を簡潔にまとめた上で、代表的な例題と本試験レベルの演習問題を掲載し、巻末には総合的な実力向上を図る実践問題を掲載しています。必要に応じて、学習指導要領の知識もカバーしています。

東京アカデミー ステップアップ問題集」は、A5判で見やすい二色刷りで、各教科の頻出事項を漏らさず収録した、非常に優れたメイン用途の問題集としておすすめです。試験勉強の初めからいきなり始めて構いませんし、本試験まで何度も繰り返してほしい定番です。

その一方、「協同出版 全国まるごと過去問題集」のうち、専門教養については、小学校教諭、中高の国語、社会、英語、数学、理科、音楽、美術、家庭、保健体育、養護教諭、特別支援学校というラインナップが揃っています。

こちらは、毎年度、全国で出題された過去問を分野別・項目別にまとめた過去問ベースの問題集(過去問題集)です。膨大な分量ですが、専門教養なら知識は習得している方が多いと思いますし、本書を試験勉強のメインにしても良いと思います。

※ここまで、専門教養の問題集は、「東京アカデミー ステップアップ問題集」「協同出版 全国まるごと過去問題集」どちらでも良いですが、最終的には1冊に絞り切り、何度も徹底して繰り返したあとは、「協同出版 教員採用試験「過去問」シリーズ」で過去問演習に取り組み、本試験に備えましょう。

教員採用試験の参考書:面接試験

「5000人以上を指導したカリスマ講師が教える! 教員採用試験 面接試験攻略法 つちや書店」は、教員採用試験の受験者の間では、とにかくよく売れている、面接試験の圧倒的な定番参考書です。

5000人以上を指導したカリスマ講師が教える! 教員採用試験 面接試験攻略法 つちや書店」は、よくある質問とベストな回答例を解説した想定問答集も掲載していますが、模範解答の丸暗記とは一線を画した、自分の言葉で回答できることを目指した参考書として、十分におすすめの良書です。

その一方、「教員採用試験 面接試験の攻略ポイント 実務教育出版」は、先ほどの「5000人以上を指導したカリスマ講師が教える! 教員採用試験 面接試験攻略法 つちや書店」よりも、よりオーソドックスな参考書です。想定問答の数が非常に多く、こう聞かれたらこう答えるという典型例を提示しています。

教員採用試験 面接試験の攻略ポイント 実務教育出版」は、質問と回答例に関する関連知識を豊富に掲載し、理論立てて答える上で参考になります。なかなか自分の言葉で答えるということが苦手な方には、本書が役立つと思います。

両書とも、身だしなみやマナー、言葉づかい、面接カードの書き方など、面接試験の準備や心構えを解説しています。また、個別面接以外にも、集団面接、集団討論、模擬授業や場面指導まで触れており、基本的な対策には、どちらの参考書でも十分です。

※ここまで、面接試験の参考書については、「5000人以上を指導したカリスマ講師が教える! 教員採用試験 面接試験攻略法 つちや書店」「教員採用試験 面接試験の攻略ポイント 実務教育出版」は、かなり対照的な参考書です。自分に合うと思った参考書1冊だけで良いので、必ず着手しましょう。

教員採用試験の参考書:場面指導

実務教育出版の「教員採用試験 面接試験場面指導の必修テーマ100」は、教員採用試験の場面指導に特化した参考書として、付け焼き刃のような知識ではなく、「実践的な指導力」の中身を解説した、絶対に取り組んで欲しい、大定番の良書といえます。

本書は、個人面接や口頭試問、ロールプレイング形式のポイントも簡潔に触れています。その一方、本書のメインは、「この人なら教育現場を任せられる」と思ってもらえる方向性が理解できる、100の場面指導を挙げて詳細に解説した想定事例集です。

※場面指導なら、「教員採用試験 面接試験・場面指導の必修テーマ」は、教員採用試験の受験生なら誰もが手にしてほしい、「この人なら教員として立派にやってくれる」と思わせることができる、根強い人気を誇る定番参考書としておすすめです。

教員採用試験の参考書:論作文

「教員採用試験 差がつく論文の書き方」(実務教育出版)は、教採の受験者なら是非とも一度は手にすべき、圧倒的な人気を誇る定番中の定番です。制限時間や制限字数をどう考えるかや、書き方の基本ルールを簡潔に触れつつ、徹底した論点研究に徹した良書です。

教員採用試験 差がつく論文の書き方」は、一般的な書き方の伝授に逃げることなく、教採で考えられる頻出テーマ1つ1つを徹底して深堀りし、この課題ならこういう切り口で書くことを習得することができる、極めて優れた良書としておすすめです。

その一方、時事通信出版局の「合格する論作文 手取り足取り、特訓道場」は、「教員採用試験 差がつく論文の書き方」が合わなかった方には、十分におすすめできる参考書といえます。

合格する論作文 手取り足取り、特訓道場」は、個別の課題添削に関しては、シンプルで簡潔な説明ですが、何をどのように構成するか、それをどのように合格答案に繋げるかといった、一般的な書き方や構成方法に重きを置いています。

※ここまで、論作文試験の参考書に関しては、両書とも、基本的な論作文の書き方や、頻出課題と答案例を掲載しており、どちらか1冊あれば十分です。おすすめは「教員採用試験 差がつく論文の書き方」ですが、「合格する論作文 手取り足取り、特訓道場」も良い参考書だといえます。

教員採用試験の参考書:教育雑誌

教採の受験生向け教育雑誌といえば、時事通信出版局の「教員養成セミナー」と協同出版の「教職課程」です。ともに月刊誌で、通常号が月1回(年間12回)出ます。それとは別に、「教員養成セミナー」は「別冊」、「教職課程」は「臨時増刊号」が、年に数冊ずつ出ています。

どちらの雑誌も、既存の教材では追いきれない、最新の教育時事、キーワード解説、統計データ、直近の傾向を踏まえた過去問や予想問題、論作文・面接・場面指導・模擬授業、自治体別試験情報が充実しており、これらの補強には確実に役立ちます。

どちらの雑誌でも良いですし、毎月購入して学習のペースメーカーとしての活用をおすすめします。毎月買う余裕が無いとか、毎月読む暇がない方も、せめて通常号・別冊(臨時増刊号)を問わず、以下の特集号であれば、特に購入をおすすめします。

  • 論作文の頻出課題や書き方を取り上げた特集号
  • 面接、場面指導、模擬授業に関する特集号
  • 直近の過去問や予想問題の特集号

こうした特集号は、主に年末から試験直前期にかけて出されるため、ちょうど良いタイミングで投入できるはずです。是非とも、さまざまな特集号を使って、特集ごとの補強に特化した、短期集中的な学習に取り組んでください。

2つを比較すると、「教員養成セミナー」は大きく見やすいA4判で、YouTubeで講義動画を公開していて、「動画講義と紙面での学習」を連動させています。また、「年間カリキュラム」を構成するなど、試験勉強の補強という性格がより強い雑誌といえます。

その一方、「教職課程」も、充実した試験対策で、特に過去問や演習ページが充実しています。こちらは、携行しやすいB5判で、モチベーションや問題意識、面接や論作文に役立つ、教育に関する読み物や連載が充実しているという特色があります。

教員採用試験の参考書:時事対策(教育時事)・用語集

「教員採用試験 速攻の教育時事」(実務教育出版)は、是非とも投入してほしい、時事対策(教育時事)の決定版です。答申、通知、資料、法律・法改正、調査・統計など、教育政策や教育問題をテーマごとの章別に、漏れなく網羅しています。

※「教員採用試験 速攻の教育時事 実務教育出版」は、A4判・180ページ程度で二色刷りと見やすく、筆記試験だけでなく、面接や論作文にも役に立ちます。新年度版を必ず使ってほしい、実に優れた時事対策本としておすすめします。

その一方、東京アカデミーの「教員採用試験対策 教育用語集 オープンセサミシリーズ」は、教職教養に必要な語句を、用語編と人名編に分けて収録した用語事典のような参考書です。巻末には、出題頻度の高い事項をまとめた「よく出る!よく出た!シリーズ」があります。

※「教員採用試験対策 教育用語集 オープンセサミシリーズ」は、絶対に必要ではありません。ただし、意味が分からない言葉が多いという方は、その都度、該当箇所を参照して知識を補強するのに役立つ、持っておいた方が良い教材だと思います。