理系公務員(技術職)の面接試験

ここではまず、理系公務員(技術職)の面接試験において、理系(技術系)特有のよく聞かれる質問を取り上げます。

まず、理系(技術系)公務員の場合は、大学や大学院で学んだ事柄、卒論・修論の内容、前職がある方ならそこでの仕事内容は非常に多く聞かれる質問事項です。あるいはまた、技術的な観点からの自己PRや抱負を聞かれることもあります。

ここでは、面接官は受験者の専攻の専門家とは限りません。回答に面接時間を使い過ぎないよう、簡潔かつ素人にもわかるような回答を考えておくべきでしょう。

これとは逆に、面接官が自分と同じ分野の専門家という可能性もあります。この場合は更に詳しい説明が要求される場合もありますので、ここもしっかり応えるべき回答を検討しておくべきでしょう。

この他の点において、理系(技術系)だからと他の職種・区分に比べて、面接試験で特段の違いがあるというわけではありません。

理系の方が理系公務員を目指すのはとても自然なことですし、むしろ理系の方が行政系・事務系公務員を受験する場合のほうが、面接試験において「なぜ理系公務員ではなく行政職なのか?」などと突き詰めて問われることが多いと思います。

理系公務員(技術職)の面接試験においても、基本的には一般的な公務員試験の面接試験と同じです。志望動機、自己PR、採用後の希望(配属先、やりたい仕事)などはほとんどの方が聞かれると思います。

また、1つの質問に対して回答したら次の質問へ、、、とは限らず、ある回答に対して更に突っ込んだ質問が行われることも少なくありません。整合性の取れた一貫性のある回答ができるように、よくある質問を知り、それに対する備えに取り組むことが重要です。

公務員試験の面接試験でよくある質問は、面接試験、官庁訪問の参考書(大卒程度公務員)(高卒程度公務員の方は面接試験対策(高卒程度))で取り上げた教材が参考になります。これらは、公務員試験の面接試験における心構え・マナーといった基本的な準備にも役立つ良書です。

これらは、ひとつひとつの頻出事項ごとに一定の回答方針をしっかりと検討することもできますし、こうすることで本番で更に突っ込まれても柔軟に対応できますし、矛盾がなく一貫性のある回答に役立つ有益な参考書としておすすめです。