教員採用試験の勉強計画(6か月=半年)

今回は、教員採用試験を6か月(半年)で勉強する計画を取り上げます。例えば、1次試験が6~7月実施とすれば、年末~年明けに試験勉強を始める計画です。

今回の記事で、何を使って勉強すべきかについて、当サイトでは教員採用試験の参考書で一括して取り上げています。今回の記事と合わせて、参考になさってください。

教採の勉強は過去問分析から

教採を半年(6か月)で目指すなら、まずは志望先の過去問を10年分、一気に解いてみましょう。ここでは、出来不出来は気にせず、真剣に解く必要はありません。あくまでも、出題科目、頻出項目、難易度など、出題傾向の把握のために解きます。

ここでしっかりと、「何をどこまで勉強すれば良いのか」を理解してください。1月中に過去問を一通りこなし、出題数や配点が大きな科目や項目から勉強しましょう。

3月までに試験勉強をクリアする

1月から3月にかけては、参考書と問題集を使った試験勉強をこなします。過去問分析で判断して、重要だと判断した科目から攻略します。それと同時に、論作文対策として、参考書を読み込んだり、月1~2問のペースで、答案指導を受ける機会を設けます。

得意な科目は、問題演習を中心にどんどん進めていき、苦手な科目は、参考書を通読しつつ、問題集で理解度を高めます。論作文対策は、大学の公務員講座や大手受験予備校など、客観的な第三者の添削指導を受ける機会を、必ず設けるようにしましょう。

4月から過去問演習と総仕上げに

教採を半年で目指すなら、6か月のうち3月中には、筆記試験の対策を一通りクリアすべきです。3月から4月にかけて、メインの参考書や問題集を卒業し、過去問演習をガンガン進めていく時期に移ります。

遅くとも4月には、基礎事項の習得を終わらせた上で、過去問題集で演習を繰り返し、本試験レベルが解ける力を身に付けます。論作文も引き続き、月に1~2回の答案練習→添削指導を受け続けます。

教員免許を取得見込みの方は、教育実習や介護等体験が入ってきます。この期間中は、試験勉強は進まないもの、と思ったほうが良いです。それでも、既習問題の解きなおしや、暗記した事柄の総チェックなど、勉強しない日を作らないように工夫しましょう。

直前期と2次対策

6か月(半年)の教採勉強計画だと、面接試験、場面指導、模擬授業、実技試験などの対策は、どうしても後回しになりがちです。1次試験と2次試験の日程の間隔に余裕が無い自治体なら、春先など1次前から2次対策も着手しておきましょう。

4月以降は、筆記対策は過去問演習がメインで、そのまま本試験に備えます。それと同時に、暗記した事柄を忘れないよう、総見直し・総チェックにも力を入れましょう。論作文も、本番まで月1~2回のペースで答案練習・添削指導を継続します。

面接試験、場面指導、模擬授業、実技試験など、人物重視の試験種目についても、春休み以降は、参考書を読み込んだり、面接カードなどの記入事項を検討したり、受験予備校や大学の公務員講座を活用して、練習を行う機会を設けましょう。