高卒公務員試験のおすすめの参考書

高卒公務員試験のおすすめの参考書といえば、「(初級)スー過去」と呼ばれる、「公務員試験 [高卒程度・社会人]初級スーパー過去問ゼミ」でメイン学習を行い、「過去問350」で本試験に備えて仕上げるのが定番です。

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初級スーパー過去問ゼミ

公務員試験 [高卒程度・社会人]初級スーパー過去問ゼミ」は、科目別・分野別に出版され、全くの初心者から本試験まで、一貫して使えるメイン教材です。高卒公務員試験なら、国家一般職、都道府県、市役所、警察官、消防官に対応しますし、地方中級にも対応します。

本書は、項目別に、知識や解法が学べるインプット部分(参考書・要点整理)と、直近の過去問を使ったアウトプット部分(過去問演習)で構成されています。

このため、全くの初学者でも、項目別に必要な知識・解法を習得しながら、本格的な過去問演習を通じて、公務員試験に対応できる実力が備えられる、オールインワン型の一体型教材です。

なお、本書は、一般的な高卒公務員試験に対応する、「(初級)スー過去」です。大卒・上級向けの「スー過去」(「新スーパー過去問ゼミ」シリーズ)や、大卒程度の警察官・消防官向け「大卒程度 警察官・消防官 スー過去」とは異なる点に注意してください。

公務員試験 [高卒程度・社会人]初級スーパー過去問ゼミ」は、数年毎に改訂されており、購入の際は最新版がおすすめです。高卒公務員試験で、全くの初歩から使えて、試験本番に対応できる、実に優れたメイン教材です。

初級スー過去には、以下のラインナップがあります。

この教材は、本試験までに、出題数の多い重要科目は最低でも5周、出題数が少ないマイナー科目なら出来れば3周を目指しましょう。

とはいえ、何周やれば良いという絶対はありません。受験生によっては、3周する前に理解できた科目もあれば、5周でも8周でも繰り返して理解できた科目も出てくると思います。

そこで、「問題を見るとパッと解法が浮かぶほど、見飽きてきた」までが、一応の目安かと思います。そこまで来たら、「過去問350」を使って、それまでに理解した知識や解き方を、早く正確に駆使する訓練を行いましょう。

過去問350

過去問350」は、公務員試験の試験別に出版され、直近数年分の最新過去問を科目別に掲載した、過去問題集(過去問演習書)です。過去の科目別出題数や、どんな内容が出たのか分析した、出題内訳も掲載しています。

本書は、原則同じページの上部に問題・下部に解説・解答という構成で、問題文や解説が長い問題は、見開き2ページの左側に問題、右側に解説・解答という構成です。このため、ひと目で必要な情報を把握でき、使い勝手に優れています。

「過去問350」には、以下のラインナップがあります。

「過去問350」は、初級スー過去を徹底理解した方なら、本試験の1~2か月前には着手して、学んできた知識や解き方をあてはめ、早く正確に解く訓練を行って、試験本番に備えるのに最適な、定番の過去問演習書といえます。

なお、おすすめはしませんが、何も勉強してこなかった方が、本試験まで1~2か月未満という場合、「過去問350」に絞って、初めから解説・解答を見ながらでも、試験範囲を習得するのも、有効な勉強法の1つだと思います。

過去問350」の本来の使い方としては、(初級)スー過去のようなメイン教材を徹底攻略して、やり尽くした後に取り組み、本試験レベルの問題演習で公務員試験に備えるのが望ましいといえます。

ここまで見てきた通り、高卒公務員試験の参考書は、「公務員試験 [高卒程度・社会人]初級スーパー過去問ゼミ」から「過去問350」がおすすめです。択一式が教養試験のみという公務員試験なら、半年あれば十分ですし、半年未満でも、受かる方が多いといえます。