※航空管制官の参考書については、航空管制官の参考書で一括して更新しています。
今回は、航空管制官の過去問の請求方法を取り上げます。
まず、航空管制官の英語試験や適性試験に対応した参考書・問題集などは市販されておらず、イカロス出版から航空管制官のガイド本や直近2年分の試験問題集が出ているだけです。
その一方、航空管制官の過去問を入手して攻略すれば、英語試験も適性試験も独学で十分乗り切ることができます。なお、英語試験は著作権の関係上、問題文が掲載されない場合がある点には留意しましょう。
その一方、航空管制官の適性試験は、過去問を人事院に請求して徹底攻略することが、独学では事実上唯一の勉強法といえます。人事院は、国家公務員試験の過去問を公開しており、もちろん航空管制官も請求することができます(有料)。
なお、人事院の過去問の公開は、受験者へのサービスというより国の情報公開制度の一環として行われています。このため、問題と正答番号だけで、解法など解説が付いているわけではありません。
また、過去問の請求から入手まで、数週間~1ヶ月はかかります。請求時期によってはもっとかかった例もあり、気づいたらその時に請求することをおすすめします。請求はネット上でも可能ですし、人事院の公式サイトから申し込めます。
過去問の請求は有料でCD-Rまたは紙が選べますが、紙の場合は手数料が格段に高くなります。また人事院は、過去問の公開対象を平成10年度以降の分からとしていますが、実際の保存状況は航空管制官など試験によって異なります。
今回の記事は、航空管制官で取り上げた試験内容や傾向と対策に基づきます。