※航空管制官の参考書については、航空管制官の参考書で一括して更新しています。
今回は、航空管制官の外国語試験(英語試験)を取り上げます。
英語試験の参考書としては、過去問を解きまくって特に長文に慣れること、および文法を中心に参考書や問題集に取り組むことに尽きます。航空管制官の英語試験は、長文と文法・発音が5割づつ出ます。ともにしっかりと勉強すべきです。
長文の過去問は、普通に過去10年分、最低でも5年分は取り組み、何度も繰り返します。これだけで十分ですが、更に余裕のある方は英検やTOEICの過去問に着手してもよいでしょう。なお、航空管制官の英語試験の目安は、TOEIC700点台前半や英検準1級の難易度といえます。
このうち長文は、とにかく良質の英文を数多くこなし、慣れていくことで出来るようになります。単語に自信の無い方は、「速読速聴・英単語 Core 1900」のような、英文を読みながら語彙力を高めるタイプで、航空管制官に見合った上位レベルの参考書をおすすめします。
英文法は大学受験の参考書で対応できますが、目安としては国立大学2次試験の上位~標準レベル(偏差値60台半ば)といえます(共通テストよりは明らかに難しいです)。
一方、英文法の問題集としては、「Next Stage英文法・語法問題」をおすすめします。航空管制官にはとても最適な収録内容であり、Forestと併用してNext Stageでアウトプットを行うことで、ガッチリと文法が固められます。
なお、「Next Stage」が合わなかった方には、「UPGRADE英文法・語法問題文法・語法・語い・熟語・会話・発音/アクセント」に替えることもおすすめできます。こちらもほぼ同じレベルを網羅した、精度の高い問題集です。
航空管制官の英文法の問題は、大学受験や他の公務員試験では見かけないような、とても細かい文法・語法を問う問題も見られます。このため、今回取り上げたような比較的網羅性が高く、上位の大学受験にも対応できる参考書・問題集を3回でも5回でも繰り返しましょう。
ヒアリング(リスニング)試験の参考書としては、やはりTOEICや英検の過去問・教材から選びます。自分で今までやってきたものでも構いません。
このほか、「航空管制官 採用試験問題集 イカロス出版」は、2年おき(奇数年)の3月に発売され、直近2年分の過去問を収録しています。詳しい解説はありませんが、後述通り英語試験には必須教材としておすすめします。
「航空管制官 採用試験問題集 イカロス出版」最新版は、英語面接(英会話)とヒアリングの過去問も収録され、ヒアリングはCDも付いているため、受験生は必ず入手して取り組むべき貴重な過去問題集といえます。