今回は保育士採用試験の参考書のうち、論文(作文)試験を取り上げます。
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保育士採用試験の論作文対策には、「保育士・幼稚園教諭 論作文・面接対策ブック 実務教育出版」をおすすめします。論作文の基本的なルール・心構えから実践的な書き方を解説し、代表的な課題ごとに答案例に対する添削を行って説明した良書です。
本書は第2章で実際に出題された課題を豊富に提示し、課題別のねらいを解説しています。第3章で試験前の準備・心構え、原稿用紙の使い方、言葉遣いの注意点、内容の組み立て方や書くべき内容をわかりやすく解説し、論作文のルールと具体的な書き方が習得できます。
第4章で頻出テーマをいくつか取り上げ、その項目ごとに答案例に対する添削を通じて、文例から文章作成のノウハウを理解することができます。この参考書は、一般的な論作文の原則から合格答案に結びつくコツまで、一貫して学習できる良書としておすすめします。
この参考書は、ともに「表現することが求められる」という観点から、論作文と面接を一体的に解説しています。
第6章は「論作文と面接のヒントノート」となっていて、代表的な設問例ごとに自分なりに考えて構成する練習になります。空欄を設けて書き込み式になっており、ここでしっかりと自分の考えを書き出すことで、答案構成の練習になります。
第7章は論作文と面接に関する重要事項をまとめた章です。これは他の参考書には見られない部分であり、保育士採用試験でカバーすべき専門領域のなかから、時事的なものも含め、重要なキーワードを豊富に詳しく説明しています。
このように、「保育士・幼稚園教諭 論作文・面接対策ブック 実務教育出版」は、第1~4章で論作文の基本や書き方・テーマ別の対策を取得し、第6章では自分で書き出して答案練習を行い、第7章では時事も反映した論作文で考えられる専門的な重要事項を理解します。
「保育士・幼稚園教諭 論作文・面接対策ブック 実務教育出版」は論作文対策として、なかなかのボリュームがある優れた良書です。取り組むなら試験勉強の早いうちから着手することをおすすめします。これとは別に、できれば、実際に答案を書いて添削指導を受けてもらう機会の確保をおすすめします。