地方初級・市役所高卒・国家一般職高卒の参考書

今回は、地方初級、市役所高卒、国家一般職高卒の参考書を取り上げます。必ず取り組むべきメイン教材、問題が解けない時に基礎から固める参考書、問題練習の上積みとなる演習書や、時事対策、作文試験、面接試験の参考書まで紹介します。

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地方初級・市役所高卒・国家一般職高卒の教養試験(基礎能力試験)

地方初級・市役所高卒・国家一般職高卒の志望者の方で、教養試験(基礎能力試験)の参考書を一通り知りたい方には、まず先にこちらの記事をおすすめします。

過去問演習書(過去問500/350)

メイン教材で試験勉強をしっかりこなした後は、「過去問演習書」と呼ばれる、直近の年度別・科目別に厳選され、公務員試験別に出版された問題集で、最新傾向や難易度を把握するとともに、「早く正確に」解く力を鍛える問題演習に取り組みましょう。

過去問演習書には、実務教育出版の「過去問500」(大卒程度)/「過去問350」(高卒程度/警察官と消防官は大卒程度もこちら)シリーズをおすすめします。当サイト内の「過去問500/過去問350(過去問演習書)」という記事でも、本書の賢い活用法や注意点など、特に詳しく説明しています。

作文試験の参考書

作文試験の参考書として、まずは「1週間で書ける!! 公務員合格作文」をおすすめします。

本書は特に第1~2編で、ワンセンテンス・ワンテーマの原則や接続詞の使い方などの形式面と、問題点を洗い出して自己主張に結びつけるという内容面から見た作文の書き方を、とても分かりやすく解説しています。

また、テーマ別対策(第3編)では、20以上のテーマに関して、簡潔な関連知識を添えて、過去問と解答例を掲載しています。ここは大卒程度公務員では物足りないですが、地方初級、市役所高卒、国家一般職高卒の作文試験なら十分な内容です。

本書はとてもスマートにまとまった良書です。さすがに1週間で済むというほどではありませんが、作文における必要最低限のルールも取り上げていて、それに加えて合格できる作文の書き方を難しく考えること無く理解できる優れた参考書です。

1週間で書ける!! 公務員合格作文」は、作文試験に割く余裕が無い方でも、基本的な書き方や標準的な作文対策を、非常に効率よく済ませられる参考書として真っ先におすすめできます。

ほとんどの受験生の方は、この「1週間」で十分だと思います。ただし、なかにはこの参考書が合わなかったという方も出てくると思います。その場合には、「公務員試験 論文・作文 石井秀明 新星出版社」がおすすめです。

こちらのほうは、書き方のポイントをまとめた2つの章と、テーマ別に実際の書き方をまとめた5つの章で構成されています。添削スタイルの解説で、集中的に作文対策ができる参考書です。

公務員試験 論文・作文 石井秀明 新星出版社」も、高卒公務員の作文試験対策をしっかりと出来る参考書として人気があります。「1週間で書ける!! 公務員合格作文」より時間がかかるのが難点ですが、「1週間」が合わなかった方は、こちらに替えても良いでしょう。作文試験の参考書は、どちらか1冊をこなせば十分です。

面接試験の参考書

地方初級、市役所高卒、国家一般職高卒に適した面接対策の参考書としては、「公務員試験[高卒程度・社会人]らくらく総まとめ 面接・作文」をおすすめします。面接試験の準備・心構えや実際の流れ、注意すべきポイントをスマートにまとめた良書です。

本書は、面接試験の目的や対策を初歩から丁寧に解説し、面接の練習や自己PRのノウハウを知ることで、実戦対策に使える参考書といえます。

もちろん、本番の面接試験は本書通り、模範的にいくとは限りません。しかし、基本的な面接試験の心構え・準備を理解し、面接試験のおおよその内容を掴む上では、本書は非常に有益な参考書だといえます。

公務員試験[高卒程度・社会人]らくらく総まとめ 面接・作文」は、高卒程度(初級)公務員ならどなたにもおすすめできる面接対策参考書といえます。