今回は、福祉職公務員における、面接試験の対策を取り上げます。
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福祉職公務員の実際の面接
公務員試験の面接では、福祉職であっても、試験官が受験者本人に対して、相手にしてないかのような態度を取ったり、関心が無いそぶりを見せたり、回答への反応が好ましくない時があります。
また、受験者の回答に対して、より詳しく聞かれ、質問と回答のやり取りを繰り返す場合もあれば、深掘りされることなく、淡々と一問一答のような面接の場合もあります。
面接官はどこをどう評価するか
福祉職の面接試験でも、公務員試験なら、面接官の態度や雰囲気は、意図的に狙ったものか、本当にその通りの評価なのか、受験者には知りようがありません。
受験者が好感触を持とうが、自分への無関心を感じようが、面接の雰囲気が良くなろうが、気まずい雰囲気になろうが、一喜一憂することは無いです。悪い感触でも、心が折れる必要はありません。
ただ一点、重要なことは、どのような雰囲気や感触の場合でも、面接官は、受験者の回答そのものと同様に、あるいは、それ以上に、その場に直面したときの、受験者の言動や振る舞い、表情や態度を評価するという点です。
福祉職公務員と「圧迫面接」
公務員試験にも、いわゆる「圧迫面接」はあります。福祉職の面接でも、受験者を意図的に動揺させたり、意欲をそぎ落とすかのような、戦略的な攻勢を仕掛けられることもあります。
こうした場合でも、面接の途中で、やる気を失ったり、受験先への意欲を低下させる必要は、全くありません。面接官が好意的であろうと、敵対的であろうと、受験者の態度がブレないことを、試されているからです。
福祉職公務員の面接対策
公務員の福祉職というのは、さまざまな人々と対面し、困難なケースにぶつかることが多い職種です。面接試験においても、面接官があえて厳しい態度を取ることで、受験者の揺るがない姿勢を測ろうとしています。
こうした面接の対策としては、顔色や素振り、言葉や姿勢に一貫性を持たせ、冷静に対応することが重要です。それに加え、徹底した自己分析と官庁研究(自治体研究)を行っておくことが肝要です。
ブレない自分を作る
公務員福祉職の面接では、いわゆる「良い印象」を持たせるというよりも、「ブレない自分」を作ることが重要だと思います。それには、自己分析で自分の軸をしっかり持ち、相手をよく知る(研究)ことで実現するはずです。
面接試験には、「よくある質問」があります。それだけ多くの受験者が回答するわけで、つまり「よくある回答」もあるわけです。しかし、「これが正解」というものは無いはずです。
徹底した自己分析と官庁(自治体)研究
福祉職でも、公務員試験の面接官の立場に立てば、「よくある質問」に対して、参考書やマニュアル本、ネット上の情報をそのまま使う「よくある回答」には、うんざりしているはずです。
そこで、徹底した自己分析と官庁研究(自治体研究)を行い、志望先ごとに、自分の考えや経験に基づいた、「自分だけの言葉」「自分だけの回答」を突き詰めることで、自信を持った「ブレない自分」につながるはずです。
なお、一般的な地方公務員の福祉職という場合、福祉事務所で勤務する方も多いと思います。福祉事務所については、福祉事務所とはにまとめています。