認知心理学とは、人間の認知活動を研究する領域です。公務員試験においても、心理学のなかで代表的かつ基本的な頻出分野といえます。
認知活動には見る、聞く、理解する、覚える、考える、コミュニケーションといった内容が含まれています。知覚、理解、記憶、思考、学習、推論、問題解決なども認知心理学で学ぶべき内容ですし、心理学の諸領域(感覚・知覚、学習など)と深い結び付きがある学問といえます。
認知心理学は、国家総合職や法務省専門職員・人間科学区分(矯正心理専門職/法務教官/保護観察官)では毎年幅広く出ていますし、家裁や地方公務員でも非常に重要な頻出分野といえます。
認知とは、外界にある対象を知覚し、解釈や判断を行う過程のことです。認知心理学は、この一連の過程を、情報処理という側面から研究する分野です。このため、認知科学と密接な学問といえます。
公務員試験においても認知心理学では、記憶、情報処理に関するさまざまな性質・特徴、意思決定、ヒューリスティックス、問題解決が特に出題頻度の高い項目です。もちろん、認知心理学は各項目が有機的に結びついた科目であり、標準的な事柄はまんべんなくおさえておきましょう。
認知心理学は、心理学のなかでも基本的な領域です。公務員試験においても、感覚・知覚や学習などとともに、まずはここから学ぶべき重要分野といえます。
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