公務員試験ガイド

公務員試験:大卒程度の参考書で高卒程度の受験勉強してよいか

公務員試験において、大卒程度の参考書を、高卒程度の受験勉強に使って良いか?と思う方も多いと思います。

結論をいうと、受験する公務員試験が、全て高卒程度なら、高卒程度の参考書で構いません。その一方、大卒程度と高卒程度を併願する方なら、志望度が高いほうの程度の参考書を使うべきです。

大卒程度の参考書で高卒程度の公務員試験の受験はどうか?

一般に、大卒程度の参考書で高卒程度の公務員試験を受験勉強するのは、オーバーワーク、やり過ぎだと思います。使えるかどうかでいうと、十分に使える(通用する)とは思いますが、受験者の負担が大きすぎます。

例えば、教養試験で見ても、中学~高校の教科書レベルをベースにしつつ、大卒程度だと大学入学共通テストレベルの出題もありますが、高卒程度だと高校の教科書レベルがメインになると思います。

特に、受験する公務員試験が、全て高卒程度の場合なら、高卒程度の受験勉強で十分です。参考書も、高卒程度でそろえれば良いと思います。

大卒程度・高卒程度を併願する場合は?

公務員試験の参考書を、大卒程度か高卒程度で迷う場合というと、大卒程度と高卒程度の公務員試験を併願する場合だと思います。一般には、大卒程度の参考書で万全を期すべきですが、一概にそうとはいえません。

もしも、大卒程度と併願しつつ、第一志望が高卒程度であるとか、絶対に受かりたい受験先・併願先は高卒程度ばかりという場合なら、無理やり大卒程度の参考書にする必要は無いかもしれません。

これとは逆に、まずは大卒程度の公務員試験を目指しつつ、高卒程度も併願しているという場合は、参考書も大卒程度で勉強して、確実に力をつけるべきかと思います。

なお、先に大卒程度の参考書で勉強してみて、何度読んでもさっぱりわからないという場合は、大卒程度の志望先を再検討すべきです。この場合、より易しい内容の、高卒程度の公務員試験を軸にすべきかもしれません。

大卒程度の公務員試験だけなら、大卒程度で勉強する

大卒程度の公務員試験だけを受験するなら、高卒程度の勉強では対応しきれないので、大卒程度の参考書を使うべきです。大卒程度では、高卒程度で出ない問題もたくさんあります。

高卒程度の公務員試験だけなら高卒程度の参考書で十分

高卒程度の公務員試験は、大卒程度と比べて、受験勉強の負担がそう大きくありません。高卒程度だけ受験するなら、高卒程度の参考書を揃えれば、効率よく志望先にフィットした勉強ができるはずです。

その一方、大卒程度と高卒程度では、公務員試験で課される範囲が結構違います。両方の公務員試験を併願する場合は、どちらが第一志望なのか、大卒・高卒どちらに軸を置いて目指すのか、よく考慮して選びましょう。

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